セラピーキャンドル日記

アトリエえんどうまめの今季洋の日記です。

絵の具箱を片づけてはいけない。


惑星キャンドルをつくりたい。


こういう意欲が出てきたのは
とても良いことだと思う。


制作意欲は
どんなにお金を出しても
買うことはできない。


獅子座に入宮する
P月ちゃんの特質は
最大限に利用したい。


写真は
現在のアトリエえんどうまめの
テーブルの上。


古くなったろうそくを
再生させる作業をしていた。


朝ごはんを食べながら
ろうそくに蜜蝋の色粘土を
貼って行く。


「いそがしくて時間が無いから
飯食いながらヘミシングしてるんだよ。
家族もちは、そんなもんだよ。」
そう言っていた人のことを
思い出したり、していた。


ひらめきが訪れた時
即座に対応できるように
有元利夫の家のトイレには
紙と鉛筆がいつも用意されていたと
耳にしたこともあった。


美術の予備校時代には
「絵の具箱は
片付けてはいけない」と
若き教官達から指導された。


これは
名言だった、と
今の年になっても
思う。


絵の具箱は
片付けてしまっては
いけない。


ひらめいた時
意欲が湧いた時
即座に対応できるように
すぐ手元に
いつでも
広げてなくては
いけない。


そういう意味で
絵描きにとっては
アトリエは
どうしても
必要なスペースだ。


そして製作は
たったひとりで
なされる。


やはり
有元利夫のアトリエに
入ったことがある人が
まるで子宮の中に
居たような感じがしたと
どこかに書いていた。


そうだろうと思う。


絵描きはめったに
人をアトリエには
入れない。


人が入ったアトリエは
その臭いが
しばらく残る。


その臭いが消えるまで
その臭いとの戦いになる。


アトリエえんどうまめは
「アトリエ」という言葉を
みんなの工房というような意味で
使っている。


開かれた場所だ。


わたしは
あの頃の
絵描きに戻りたいとは
今のところ
まったく考えてはいない。


ネイタルの水星の真上に
土星が載っているので
今わたしはこんな文章を
こんなふうに
書いているように思う。



Last updated 2008.09.21 11:00:59